山梨県のご当地アイドル『ぶどう党』 メンバーの多くは他県出身!「地元より山梨が好き」のワケは‥?
先日、東京・高田馬場で行われた『IDOLBABAFes』。
山梨県のご当地アイドル『ぶどう党』がステージにあがり、4曲を熱唱しました。
メンバーは14歳から16歳までの4名。
パステルカラーのふわふわとしたスカート、あどけなさが残る歌声が、
実にキュートだ。
今回の会場は、コロナ禍で入場が制限され、声出しやジャンプしての応援がNG。かつてのライブと比べ活気が減っているが、メンバーたちは怯むことなく、元気よく乗り切りました。
中でも、より山梨推しだった曲は『♪ぶどう党の歌』。
歌詞の所々に「富士の国」「南アルプス」と、地元の名所が散りばめられている。ラストに歌った『♪Twinkle Smile』に関しては、ご当地感があまり感じられなかった(笑) でも振り付けが激しく、メンバーたちは汗だくに。一生懸命な彼女たちを見ると、歌詞のことなんてどうでもよくなった。
ライブ終了後、独占インタビューに対応。
まずは、山梨のご当地アイドルとして、どんな活動をしているのか? 月ノきららさん(15)は「山梨をテーマにした歌を歌ったり、地元のラジオ出演やぶどう狩りをしている」とアピールしました。「山梨は田舎で人が少ない。初めて東京来た時はビルが高すぎてずっと真上見ていた」なんてデビュー当時の思い出も。
ライブ出演のため毎週末、地元山梨から東京に通っていると言う月ノさん
バスで2時間、電車で1時間半かかるんだとか。
それでも都内に出て、活動をする理由について「ファンの人たちと絡むのが楽しいし、ぶどう党のメンバーと一緒におしゃべりするのも楽しいから。あと、自分たちを通し山梨をもっと知ってもらい、沢山の人が観光しやすい場所になってほしい」とのこと。若干15歳の月ノさん。こんなに若くてもしっかりと地元愛を持っていて、素晴らしい〜
東京でライブを行う際には、山梨から来てくれると言うファンも。
美咲華さん(14)は「交通費も時間もかかる中、来てくれてる人にはすごく感謝している」とし、今後はファンと「山梨の自然と撮影会をしたり、ぶどう狩りをしたり、メンバー各自担当のぶどうを食べてみたい」と、希望を語りました。
エンタメ業界は、昨年からコロナの影響で様々な制限が
こうした状況下での活動について、花咲心菜さん(14)は「家から出れない状況だけど、私たちのために来てくれるファンも多くすごく嬉しい。今年は山梨でしかできない活動をもっと増やしたい」。
佐倉苺花さん(16)は「プライベートでは体育祭や校外学習がなくなり、空っぽな一年だった。でも、ライブでたくさんの人たちが元気をくれたから楽しかった。ファンにはいつもありがとうと伝えたい」と、感謝の意を述べました。
現メンバーになって、活動期間は約8ヶ月だという、ぶどう党。
フィールドキャスターは、今回初めて取材したが、驚きの事実を知ってしまった‥
それは“月ノさん以外は山梨出身ではない”ということ。
山梨のご当地アイドルをうたっているのになぜ?
埼玉出身の美咲さんは「山梨に行ったことが何回かあったけど、その時に魅力的だと思い好きになったからメンバーになった。山梨は空気が気持ちいいし」。
神奈川出身の花咲さんは「おじいちゃんが山梨の人だったのでよく遊びに行っていた。食べ物や豊かな自然が魅力的だから伝えたい」と、それぞれの思いを語りました。
地元はPRしなくていいのか?
東京出身の佐倉さんは「東京は有名なので中々‥ 東京は‥ 何と言えばいいかな‥ スカイツリーとか東京タワーとか東京も魅力的な部分があるので、Twitterを通して東京もPRしたい」と声をつまらせながら回答。
一方の美咲さん。地元埼玉をPRしなくてはいいのか?尋ねると「いいです!」と、キッパリ。 その理由は「埼玉は魅力が少ない。有名なショッピングモールとかるけどそのくらいですかね〜?山梨の方が好き!」と、見事に自虐!! 地元を貶しているのに、なんか可愛らしい。
彼女には、特別企画として埼玉ディスる曲を歌ってもらいたいな♪。
地元民が一人しかいない、山梨のご当地アイドル。
細いことは気にせず、今日も南アルプスまで宴を響かせろ!
※映像は、緊急事態宣言より前に撮影されたものです。