生涯忘れられない“あの日”を再体験した彼が見つけたものとは。映画『ベル・エポックでもう一度』
- 2021/4/23
- 映画
- ベル・エポックでもう一度, 映画
第72 回カンヌ国際映画祭正式出品作品、フランス映画界のトップに立ち続けるダニエル・オートゥイユ主 演最新作『ベル・エポックでもう一度』の公開日が、6月12日に決定しました。
解禁となった予告篇は、職を失い妻に疎まれ、最新のデジタル 機器にも対応できず、時代にも取り残されてしまった元売れっ子イラストレーターのヴィクトル(ダニエル・オートゥイユ)が、息子から“ある プレゼント”を受け取るシーンから始まります。
そのプレゼントは、戻りたい時代を完璧に再現してくれるという、体験型のエンターテインメントサ ービス「タイムトラベルサービス」でした。
戻りたい時代についてヴィクトルは、「1974 年。運命の女性に出逢った日だ」と、妻を目の前に して平然と答えます。
そして、映画撮影セットに登場した1974 年のフランス・リヨンの街並み。
廃業したはずのホテルやカフェが完璧に再現 され、「まるで本物のようだ」と驚くヴィクトル。
運命の女性と“あの日のあの場所”で再会を果たし、「出逢った日、君は落ち込んでた」と当 時を振り返りながら、大切な過去を再体験していく様子が映し出されていきます。
全財産を注ぎ込んで延長を希望するほどサービスに夢中に なり、「毎日が楽しい」とまるで生まれ変わったかのように生き生きとしていくヴィクトルに対して、「一体何が起きてる?」と予定とは違う流 れに困惑するサービス業者。
再現された過去と変化していく現代で様々な思いが交錯し、順調だったはずの体験サービスは思いもよらな い方向に進んでいきます。
このサービスが迎えるエンディングが気になるだけでなく、レトロなセットや70’s ファッションの再現度にも期待が膨 らむ予告篇となっています。
さらに、運命の女性に妻の姿を重ねるシーンや、「妻のおかげで生きてこれた」というセリフから察するに、よい夫 婦関係を築くヒントがありそうな映画です。
配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
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