松井玲奈、顔にアザを負い不器用に恋する少女を演じる。映画『よだかの片想い』本編映像

松井玲奈、顔にアザを負い不器用に恋する少女を演じる。映画『よだかの片想い』本編映像

2018 年に『ファーストラヴ』で第 159 回直木三十五賞を受賞し、これまでにも『ナラタージュ』 『Red』などの著作が映画化されてきた作家、島本理生の傑作恋愛小説『よだかの片想い』が映画化。9 月 16 日より全国公開されます。

主演を務めるのは、松井玲奈さん。

初主演映画『笑う招き猫』や NHK 朝の連続テレビ小説『まんぷく』への出演を経て、その唯一無二の輝きにさらに磨きがかかっています。

この作品は、そんな松井さん本人が原作に惚れ込み、長年熱望していた映像化がついに実現した意欲作。

飛坂を演じた中島歩さんは、『いとみち』、『偶然と想像』、『愛なのに』といった話題作に出演を重ねてきました。

今回解禁となったのは、物語が動き出すアイコ(松井玲奈)と飛坂(中島歩)の初めての出会いの場面。 出版社に勤務する友人の穂高まりえ(織田梨沙)からの提案で、アイコは「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けてその本が話題となり、アイコの生活は変わり始めます。

そんな中、その本の映画化を希望している監督がいるということで、まりえからの紹介で一度映画監督に会ってみることになるアイコ。映画化には後ろ向きなアイコだったが、まりえの頼みという事もあり、一度だけ会うことを決心します。

どこかぎこちない表情をみせるアイコに飛坂は、ルポルタージュ本の表紙撮影の現場を見かけた縁で、アイコに興味を持ち始めたのがきっかけだったことを告げます。

「その時の前田さんの姿がずっと残ってて、強さと恥ずかしさが入り混じった表情が、葛藤しながらも堂々と立っていて、きっと頑張っている人なんだろうなって」。

そしてその本を偶然本屋で見かけた中島は、「前田さんの語り口が面白くてあっという間に引き込まれて…」と本の感想を伝えていると、戸惑いと緊張の表情から一変、アイコの目には思わず涙が溢れます。

小学生の頃、クラスメイトからそのアザをからかわれたことをきっかけに、人間関係や恋愛に対してもどこか一歩引いて生きてきたアイコの心が、真っ直ぐな言葉によって動き出す瞬間を捉えたこの本編映像。 アイコの姿は、誰もが抱える弱さと響き合い、その弱さを新しい視点で見直し、アイコと共に一歩前へ踏み出す力を与えてくれます。

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