フィールドキャスター

今月１５日、丸の内TOEI、映画『劇場版　ルパンの娘』の公開記念舞台挨拶が行われました。

2019年に一作目、2020年に二作目が放送された人気ドラマの映画版。
代々続く、泥棒一家“Lの一族”の娘・三雲華と、代々続く警察一家の息子・桜庭和馬の禁断の恋が、海外を舞台に描かれる。

登壇したのは、お馴染みのキャストである深田恭子さん、瀬戸康史さん、渡部篤郎さん、小沢真珠さん、栗原類さん、どんぐりさん、大貫勇樹さん、市村正親さん。劇場版から加わった観月ありささん。監督の武内英樹さんの計10名。

公開初日を迎えることができ、深田さんは「（ドラマの）パート１が出ただけでも『こんなドラマがあるんだ』とビックリしていたのにパート２まで出た。そして、劇場版まで出るとは思わなかった。すごい居心地の良い現場でこんなに長く仕事出来ることは中々ない。チームワークの良い現場だった」と喜びました。

相手役の瀬戸康史さんも「その通りですね」とうなずき「パート1のときからずっと監督から言われてた“ロミジュリ（ロミオとジュリエット）感”‥ 最初はサッパリだったけど、どういうことなんだと。だけどパート１の最後の方では、“ロミジュリ感”と言われたら、わかってきた。ちょっと目をウルウルさせて手先までこう思いを込める」と撮影を振り返りました。
そんな瀬戸さんに対し、監督の武内さんは「最初はずっと苦労していたけど、だんだんと『ロミジュリ』と言ったら勝手にスイッチが入っていた」と満足げにほほえみました。

劇場版から参加した観月ありささん。元々好きだった作品に出演できて「スタッフもキャストの皆さんもチームワークがすごくできていて、役作りをしなくても良いというか、周りの世界観を皆さんが作り上げてくれていてとても居心地が良かった。衣装や時代設定、セットなんかも凝っていた」と喜びました。

この日は出演者に、「自分以外のどのキャラを演じてみたいか？」という質問が。
深田さんは「観月ありささんが演じた三雲玲をやりたい。とにかく豪快で美しくも恐ろしい‥ 観月さんが演じている姿が本当に素敵で」と語ると、観月さんは「いつも現場でチラッと恭子ちゃんの顔を見るとニヤニヤと笑っていた」と照れました。
観月さんはどんな役を演じたいかというと「小沢真珠さんの役をやりたいかも？あの振り切りっぷりはやっぱり素晴らしくてやりたいなと」とのこと。

続いて小沢さんは「どんぐりさんの役をやりたい」そうで、理由は「さだきち〜！！」と言いたいから。会場はクスクスと笑いが響きました。
どんぐりさんは、このセリフを言うコツは「キレよくやること」だそう。
実際に会場で「さだきち〜！」と発声。大きな拍手が送られました。

瀬戸さんは「僕の叶っていない願いが泥棒スーツを着ること。警察の役なので‥ 　だからハロウィンで自作の泥棒スーツを着るしかない。Lの一族になりたい」と、自身とは正反対の役柄を希望しました。だけど今作では「泥棒ダンスに参加できた。唯一の警察役なのに踊れた。めちゃめちゃ嬉しかった」というシーンも。

次に「第一印象と全然違った人は？」という質問。
これに対し小沢真珠さんは「瀬戸くんかな？あまり喋らない人かなと思ったけど、凄いいっぱい喋ってくれた。あと面白いし」と答えると、深田さんも「面白くて結構ノリがいい」と瀬戸さんの印象を語りました。瀬戸さんは「うれしいです。皆さんに早くなじみたくて頑張っていたんですかね〜？」と頭を下げました。

また、主演の深田さんといえば、5月から適応障害で活動休止。
その後、およそ３ヶ月間でスピード復帰を果たし、今回の舞台挨拶にも登場。
終始、精一杯の明るい笑顔を見せつけ、ラストには決めゼリフ「あんたの犯した罪、悔い改めな！！！」と元気良くシメました。

『劇場版 ルパンの娘』は大ヒット上映中！

©️機関大／講談社　©️２０２１「劇場版 ルパンの娘」製作委員会