りんご娘、古坂大魔王ら “津軽弁”で舞台挨拶 最近の「わいは!」な出来事は?
今月26日、グランドシネマサンシャイン池袋にて、映画『いとみち』の公開記念舞台挨拶が行われ、主演・駒井蓮さん、豊川悦司さん、古坂大魔王さん、ジョナゴールドさん(りんご娘)、横田真悠さん、中島歩さん、監督・横浜聡子さんの計7名が登壇しました。
本作の原作は越谷オサムさんの同名小説。
16才の女子高生相馬いと(駒井)は、津軽三味線が得意たが、とても内気な性格。理由は、強い津軽弁訛りのしゃべり話し方に強いコンプレックスを抱えているからだ。そんな中、地元のメイド喫茶でアルバイトをはじめたことをきっかけに、様々な人達とふれあい成長していくという、人情物語。
ロケはオール青森県で、駒井さん、古坂さん、ジョナゴールドさん、横浜さんの4名が県内出身。より青森色の強い作品となり、舞台挨拶も津軽なまりのトークが炸裂しました。
主演の駒井さんは、三味線が未経験だったことについて、 「すっごく難しかったので、途中で『やめてやろう!』という時があったんですけど、何とか9カ月間の練習でできました」と撮影時の努力を振り返りました。
いとが働くメイド喫茶のオーナー役の古坂さんは、「いや〜まずまずさ〜、こったらだ沢山の人いるで〜 うれしいんで〜」と強めの津軽弁で挨拶。
だけど古坂さんは、「小学2年生でお笑い芸人になろうとしていた。だから家族や友達以外とは、津軽弁じゃなくて標準語で話し、何とか標準語で笑わそうとしていた。標準語で勝負しようとしていた。大勢のお客さんの前でも標準語になってしまう。」と過去を明かし、本作の撮影が始まった時は「津軽弁で演技でしろと言われても分からなかった。だいたい津軽弁で女の子口説いたこともないし(笑)。津軽弁で喋ってことないワードもあった。」とのこと。
撮影を終えた今では、自然に津軽弁が使えるようになったそうで「今後の仕事は全て津軽弁で行く。僕嘘つかないんで!アメリカ人なんで‥」とジョーク飛ばすも、誰も突っ込まなかった(笑)
いとの同級生役を演じた、りんご娘のジョナゴールドさんは「こうやって津軽弁で津軽ロケで、私たちが普段、歌とダンスで発信している青森の魅力や景色などが、こうやって(映画を通して)伝えられると思ったらホントうれしくて‥ 同じ事務所の後輩グループの子や、りんご娘も出演してるので‥ 本当に緊張はしましたけど、温かい現場で撮影できて楽しかった」と喜びました。
登壇者は、最近起きた「わいは!」(津軽弁で『驚いた』の意味)な出来事も紹介。
古坂さんは“妻の正論”と回答。最近、妻やお子さんに「正論でガチガチに返される」ことが、わいは!だそう。今回の舞台挨拶にも古坂さんは「皆んなドレスアップで来ると思う。豊川さんや中島くんが来るから、負けずにかっこいい衣装で行きたい。ちゃんとしたい。」と話すも、奥さんからは「何で?ジャンル違うよ。勝てないから。」と言われたらしく、仕方なく「ふざけた格好できた」そう。会場にはクスクスと笑いが響きました。
最後には奥さんへ「愛しているよ」とポツリ。
ジョナゴールド さんの、わいは!な出来事は「田んぼになちゃった!」
これは一体? 「地元で毎年、田んぼアートをやっている。稲に色をつけ絵を描くイベント。それの題材が今回の映画だった。この間、自分も田植えにしてメンバーと出演者たちの顔を描いてきた。私の顔も今年は入れていただいて、田んぼになれたんだとすごい嬉しかった。」とコメント。すると古坂さんが「田んぼになったんじゃなくて、題材に選ばれたんでしょう?田んぼになちゃったらここに来れないから!」と“正論”でツッコミました。
映画『いとみち』全国大ヒット公開中!
ⓒ 2011 越谷オサム/新潮社 ⓒ 2021『いとみち』製作委員会