板倉俊之「火花と一緒に買ってね!」芥川賞作家・又吉に小説論を語っていた! コミック「蟻地獄」発売記念イベント 武村勇治

2015年8月2日 東京・新宿 インパルスの板倉俊之さんの小説を漫画家の武村勇治さんが作画したコミック「蟻地獄」発売記念イベントが行われました。イベントでは、芥川賞を受賞したピースの又吉直樹さんの話題で持ちきりでした。

お笑いやりながらの執筆は大変では?
板倉「別に今、ヒマですしね。楽しいですよ。こうやって自分の本棚に作品がどんどん増えていくというのは楽しいですし、生きているなと思いますよ。」

どういう物語?
板倉「これは19歳くらいの大人になりかけの少年というか青年が、親友とずっと一緒に過ごしている奴がいて、そいつが普通に働きたくない奴なのです。地頭は良いみたいな奴で悪知恵でカジノ行って儲けようとしたら罠にというかバレちゃって人質に片方が取られて5日以内にお金を用意しないと殺すからという。無一文から5日間でそいつをどうやって助けるかという(物語)。

ピースの又吉さんの芥川賞もそうですが吉本の芸人が小説書いている?
板倉「僕はもうずっと前からやっていますよ。又吉に触発されてやりだしたのではないですよ。あいつが全てをぶち抜いて行っただけですよ。又吉いるなと思ったら気付いたらビューン。あいつは1年後輩で養成所から一緒なのですよ。養成所の直属の後輩です。ピースになる前のコンビも知っていて前の相方も知っていて。あいつは下積みが長かったのですよね。今、家が近所なのですよ。又吉と家が近所で。だから良くご飯行っていたのですよ。その時にまだ又吉があんな凄い事になると思っていないから。2人でご飯を食べながら自分の小説論をあいつに話したのですよ。タイムスリップしてボコボコにしたいですね、自分を。止めたいです。やばいよ、あいつエグイのとるから。恥かくぞお前って。」

板倉「あいつが芥川賞とってフィーバーといってそれを妬んでいる人いると思うけどあいつは頑張っているのですよ。芸人としても。ちゃんとコツコツやり続けてあそこに(芥川賞)行き着いているので。それを知っていると妬みとかはないです。ただ恥ずかしいだけです。過去の自分が恥ずかしいだけです。」

まさか芥川賞受賞するとは思っていない?
板倉「そうですよ。その後も三島由紀夫賞の前とかですかね。結果出る前とかにあいつの小説『火花』読んで、あそこあれだな、みたいな事言っていたのですが殴り殺したいです。その時の自分を。何を語っているんだ、芥川賞作家にという。」

板倉「武村さんと私のタッグで第2作目の漫画・蟻地獄の1巻が発売されました。火花と一緒に買ってね。」

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