満島ひかり Mitsushima Hikari 映画祭「演じること、映画・悪人」を語る Actress

2011年9月17日 「満島ひかり 映画祭」が神奈川・TOHOシネマズららぽーと横浜で開催されました。上映されたのは女優・満島ひかりさんの代表作「愛のむきだし」「川の底からこんにちは」「カケラ」と同日に公開された「ラビット・ホラー3D」の4作品。これは震災の影響で中止になった「ららヨコハマ映画祭」が
「満島ひかり映画祭」として一日限りで復活したもの。

撮影内容は「愛のむきだし」上映前に行われたトークショーです。MCはヨコハマ映画祭 実行委員長の北見秋満さん。

満島ひかりさんが”街中にあふれている色んな人の届かない気持ち”を自分の身体を通して伝えたいと率直にそして丁寧に語る様子が印象的でした。

内容は、2011年2月にヨコハマ映画祭で主演女優賞に輝いた、満島ひかりさんの受賞スピーチの内容。「役者としてやっていく以上、世界中の街中にあふれている色んな人の届かない気持ちをがむしゃらに届けられる役者でありたい、と思っています。」

会場では・・・「役者をやっていてなんていう仕事なんだろうと自問自答する。気持ちよく芝居ができる役者にはなりたくない。みんなにほめられて”君の芝居は最高だ”と言われる事だけが自分の中で最高だとは思っていない。映画が無くても古代の人たちは生活していた。なんで私は役者をやるんだと、色んなことを考えた。自分の自己満足でやることに陥りそうだと思った。監督に”よかった”と言われることに生きがいを感じそうで怖かった。役者をやっていくんだったら自分が言いたいのに言えない気持ち、本能の部分が伝わらない。(映画の世界に)いれば私は自分の核の部分をだまっているだけで色んなところに伝えられるかもしれない。自分の身体を借りて色んな役柄ができるなら理不尽なものに追いやられている人など、そういう人たちの映し鏡にできる役者であればいい。」

自分の身体を借りて伝えること。

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