「ピアスぐらいでグチグチと‥」濱田岳 映画「バイプレイヤーズ」の撮影現場で見たベテラン俳優たちの素顔語る

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先月29日、六本木のTOHOシネマズにて、映画『バイプレイヤーズ〜もし100人の名脇役が映画を作ったら〜』の完成披露上映会が行われました。

登壇したのは松居大悟監督のほか、キャストの田口トモロヲさん、 松重豊さん、光石研さん、遠藤憲一さん、濱田岳さん、柄本時生さん、高杉真宙さん、北香那さん、菜々緒さん、芳根京子さん、有村架純さんの12名。

本作の映画化は、ドラマのシリーズの時代から作品を引っ張ってきた、
大杉漣さん(享年66)も熱く望んでいたそうです。

公開を迎えるにあたり田口さんは「前に立つ私たち4人は元祖バイプレイヤーズと呼ばれていた。元祖としては大杉漣さんがやっぱりリーダーとして存在していたけど、シーズン2の終盤に突然亡くなってしまった。その時点で我々の旅は終了したと思っていたけど、2年くらいかけてプロデューサーや監督、スタッフが熱心に私たちがまた出演できるよう模索してくれまして、最終的に今回のようにネクストバイプレイヤーズにバトンを渡す的な役割なら可能なのでは?となり、参加させてもらいました。本当に今ここに漣さんがいないのが残念ですが、彼のように大きくて広い場所に着けたという思いでいっぱいです」と自らの思いを語りました。

松重さんは「こういう実名での役をやらせてもらうフォーマットを作り上げたのは大杉漣さんで、僕ら元祖と呼ばれる人たちが前面に出てくるのは、これが最後だと思います。次からは後ろに控えている若い人たちが、どんどんこういうフォーマットで遊ぶ機会を作れば大杉さんの魂が生き続けるということ」と語り、若手俳優たちに「素晴らしい人たちだ」とエール。

さらに、ピアスをつけている濱田岳さん、柄本時生さんらを見つめ「今の若い人たちは“耳輪”をつけている。年寄りにはこの耳輪はなかった。ピアスって言うんですか?次は僕らもつけましょうか?」とイジル場面も(笑)

これに対し柄本さんは「耳輪じゃなくて‥ まぁお洒落が過ぎました!」と苦笑い。
濱田さんは「ピアス開けたぐらいでジクジクと言われたの高校生以来ですよ。32になって言われるとは」と会場の笑いを誘った上で「職業の大先輩でもあり、こうした部活の顧問の先生のように頭が上がらない側面もありなんか素敵な時間だった。気さくな方達だけど一線、僕らの中ではピシッとした部分があった。だからせっかくの機会だから学んで行こうと思った」と先輩俳優たちを称賛しました。

だけど濱田さんは「先輩俳優は揃うとずーっとしゃべっているし、本番直前に喋っちゃいけないの知っているのにずっとしゃべっているんですよ。戦友と昔を称え合っているようで素敵だなと感じたけど、日没になるとパタッとしゃべらなくなるんですよ。どうしたんですか?と思ったら皆一様におうちに帰りたくなっちゃうらしく‥。おいおい何を学べばいいのかと」と感じた場面も。再び会場には笑いがあふれました。

本作は、4月9日より全国公開。春休みに劇場へ足を運べ!

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