カナダに住む17歳の少女レオニーの、ひと夏の成長を描く青春映画『さよなら、退屈 なレオニー』
- 2019/6/10
- 映画
カナダに住む17歳の少女レオニーの、ひと夏の成長を描く青春映画『さよなら、退屈なレオニー』が、6/15(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー致します。
2018年カナダでスマッシュヒットを記録した『さよなら、退屈なレオニー』は、自分がやりたいことも自分の居場所もみつからない、カナダの小さな街に住む17歳の少女レオニーの物語。
監督はカナダの新鋭、セバスチャン・ピロット。
前作『TheDismantling』は、カンヌ国際映画祭<SACD賞>や、トロント国際映画祭<国際映画批評家連盟賞>を受賞するなど、カナダ映画界の新世代として注目を集める。
レオニーを演じるのはカレル・トレンブレイ。2015年のトロント映画祭で「未来を担うひとり」に選ばれ、2018年東京国際映画祭で(原題『蛍はいなくなった』として)上映され、輝きを放つ若手キャストに贈られる<ジェムストーン賞>を受賞して
いる。
今の世の中に居場所が見つけられない若者達、そして、大人達にささやかな勇気を与えてくれる青春映画の傑作が誕生した。
解禁した本編映像は、レオニーとスティーヴが、何気ない会話をしながら犬の散歩をするシーン。
ギターを習うことになったレオニーだが、なぜかギターそっちのけで散歩に行くことになった二人。
スティーヴと犬の散歩をしながら2人の住む街の話をするレオニーは、この街のことを「ゾンビだらけの死んだ街よ。
イライラする人ばっか」と不満をぶちまけ、それをなだめるスティーヴ。
足が悪い母の代わりに犬の散歩をするスティーヴに「男らしくない」と言いつつも「優しい息子なのね」とレオニー、スティーヴは「君はめんどくさそうだ」と軽口をたたき合う二人。
肩を並べて歩く姿は親子に近いものを感じるが、親子でも恋人でも、ギター講師と生徒でもない2人の不思議な関係性がどうなっていくのかも気になるところ。
ここじゃないどこかを求めイラついてばかりの少女レオニーが、彼女を優しく受け入れるスティーヴと出会うことで少しずつ変わっていく、その始まりを捉えたシーンとなっている。
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