鹿革に漆で模様付けする伝統工芸、甲州印伝を製造販売する株式会社 「印傳屋 上原勇七」の“ものづくり” の原点、「自然を美しいと思える感性」を伝えるショートムービーが公開されました。
【Sense of Wonder -自然を尊び、つくる。-】
漆で描く印伝の模様は、私たちのまわりにある自然がモチーフになっています。小桜、蜻蛉、青海波、富士山に代表される模様の数々は、古よりこの国の人々が自然への憧れ、願い、畏怖の心を抱き、自然がもつ力や美しさを身近に感じていたい想いでつくられたものです。「自然を美しいと思える感性」―、それは、人が生まれながらに持ち合わせている普遍的な感性であり、印傳屋のものづくりの心そのもの。
その感性「Sense of Wonder」をテーマに、本映像は制作されました。監督は60 カ国以上で映像を撮影するなど、世界を旅しながらその暮らしぶりを切り取る映像作家・赤地剛幸氏が、音楽表現は環境音や日常音などの非楽音を録音・編集し楽曲を構築する新進気鋭のサウンドクリエイター、YOSI HORIKAWA氏が務めました。映像は“日々の暮らしの中で感じる自然” と“ありのままの自然” の対比で描かれ、人も印傳屋も自然と共にあることを伝えています。