メディア芸術祭 マンガ部門大賞 ジョジョリオン 荒木飛呂彦「ジョジョ立ち、たまにします。」
- 2014/2/4
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- ジョジョの奇妙な冒険, ジョジョリオン, メディア芸術祭, 荒木飛呂彦
2014年2月4日 東京・国立新美術館 2月5日から開催される平成25年度 文化庁メディア芸術祭。報道関係者向けの内覧会が行われました。今回、マンガ部門大賞を受賞したのは『ジョジョリオン ‐ジョジョの奇妙な冒険 Part8‐』。漫画家の荒木飛呂彦さんが喜びを語りました。
「ジョジョリオンは私が1987年から連載している、ジョジョな奇妙な冒険の第8部に当たる作品。執筆してから25年近く経っていますので今回の受賞は25年の重みとか、そういうのもありまして感慨深い。非常に感謝しております。」
ジョジョな奇妙な冒険について荒木さんは・・・
「先祖代々、親から子へ、子から孫へというのがテーマで第1部から第8部まで主人公が全部違う。血統だけ受け継いで(主人公は)違うという作品の第8部。」
ジョジョのキャラクターの服装にファッション業界が熱視線。個性的なファッションスタイルや美しい色使いが注目され、女性ファッション誌やファッションブランドのGUCCIとコラボレーションするなど活動の幅が広がっています。
「ファッションは僕が1980年代に漫画家としてデビューさせていただいてその頃出てきた、ベルサーチ、モスキーノ、ミッソーニみたいな色の組み合わせ、古代ローマの影響とか、そういうファッションをデザインしているデザイナーに影響を受けて漫画の中に書かせていただいた。僕の主人公は例えば海の中でも絶対に帽子を脱がないとか、ファッションがキャラクターの一部という風にとらえている。少年漫画は主人公の”熱さ”を語る、ファッションは”クールさ”が伝わってくる。熱さを今まで書いていたのにクールさを書けと言われた時は本当に漫画的に冒険だなと思いました。」
箱根駅伝のランナーたちも真似をする、独自のポージングの”ジョジョ立ち”。
そこで気になるのが・・・先生はジョジョ立ちはするんですか?
「(ジョジョ立ちは)たまにします。」
記者の長年の疑問に笑顔で答えてくれました!