女性指揮者のパイオニア、アントニア・ブリコ没後30年を描く!『レディ・マエストロ』

女性指揮者のパイオニア、アントニア・ブリコの半生を描いた『レディ・マエストロ』の予告編が解禁。

女性が指揮者になるという〈夢〉を見ることさえ許されなかった時代に、自らの手でその〈夢〉をつかみ、女性指揮者のパイオニアとなったアントニア・ブリコ。
一歩前へ進むたびに出現する高く険しい壁を、ひとつひとつ乗り越えていったアントニア・ブリコのはるか遠い道のりをたどる、勇気と感動と驚きに満ちた実話の映画化が実現した。
マーラー「交響曲第4番」、ストラヴィンスキー「火の鳥」から、ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」まで、数々の名曲と共に奏でる、夢を諦めないすべての人への応援歌。

解禁された予告編では、1926年のニューヨーク、女性は指揮者になれないと言われていた時代に、キャリアも富もコネクションもない主人公のアントニアが様々な困難を乗り越えながら指揮者を目指す様子が切り取られている。
ピアノの講師には「結婚して子供を作れ」、「指揮棒を振り回す女はみっともない」と非難され、母親からは出生の秘密を突きつけられる。
困難な状況が彼女を襲うが、それでも指揮者になる夢を諦めないアントニアは引き留める恋人を振り切りオランダ、そしてアムステルダムからベルリンへと旅立つ。
「音楽のために人生を捨てます」と尊敬する指揮者に教えを乞い、ついに夢を叶える。
しかしオーケストラの団員からは「高慢な女の命令はごめんだ」と反発され、「世間は君の失敗を待ってる」、「音楽の伝統に反する」など批判を浴びる。
そんな過酷な状況下でも、エルガーの「愛の挨拶」の音楽に身を委ね指揮をとる彼女の表情は輝き、「奏でよう、私だけのシンフォニー。」というコピーが、女性指揮者のパイオニアとして音楽にすべてを捧げた彼女の半生を映しだす予告編となっている。

『レディ・マエストロ』は9月20日(金)より、Bunkamuraル・シネマほか全国公開。
©Shooting Star Filmcompany – 2018

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