押井守監督「真野恵里菜は“目”が変わった」映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット」

2015年10月10日 押井守監督の映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット」が10月10日に公開されました。1988年の誕生以来、従来のロボットアニメの常識を覆すリアルな描写が熱狂的な支持を集め、ロボットジャンルの代表作の一つとなった「機動警察パトレイバー」。今作は実写プロジェクトとして実現しました。

ディレクターズカットの今作は押井監督の強い要望により全カット責任編集を行った結果、27分のシーンが追加され、映像作家・押井守の色がより鮮明となった119分の新バージョンとして生まれ変わりました。フィールドキャスターは映画の公開を前に押井守監督に話を聞いてきました。

Q ハリウッドじゃなくても日本でもやればできる?
「お金と時間の許す限りがんばりました。ただ、がんばりましたといっても、がんばったけどダメでした、じゃなくてやれたと思いますよ、いくつかのシークエンスではね。」

Q 劇中で、銃で人が死なないことの意図は?
「パトレイバーは人を殺しちゃいけないんですよ。画面上で誰かが死ぬというのは1カットも撮っていない。人を殺さないでいかに面白く作るか、アクションシーンも含めて。それがこの企画のテーマだから。」

Q 泉野 明役の真野恵里菜さんの魅力は?
「女優さんって1年経ったら全然別人ですからね。だから、もはや少女ではない、女になった。一番変わったのは目。大人になったなという感じは一番しましたね。シリーズ含めて1年近く付き合ったから変わるよな。役者としても変わるから。役者として自信が出てくれば顔つきも変わる。」

真野恵里菜さんが撮影で大変だったのはどこですか?

「大変だったのは工場のシーンですかね。敵のアジトに突入するシーンはナイトシフトと呼ばれていて、夕方4時くらいに現場に行って朝4、5時位まで撮影するというのを一週間位かけてやったんですよ。そこはアクションメインだったので精神的というより体力面で苦しかったです。でもその分、その臨場感も出たのかなって思います。あのメンバーであの軽装で敵のアジトに乗り込むって無謀な話じゃないですか!寒さとか環境がちゃんと(映像に)入ったんだなと思います。」

「『当たれー』というシーンは撮影が終わってしまう不思議な感じでいつもと違った空気感、あの景色は忘れられないですね。」

Blu-ray&DVDは11月3日に発売されます。

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