麻美ゆま 闘病からの復活!26歳で卵巣・子宮全摘出 半年間の抗がん剤治療 初の自叙伝を発売

2014年5月11日 東京・福家書店新宿サブナード店 タレント・麻美ゆまさん(27)の初の自叙伝『Re Start~どんな時も自分を信じて~』の出版記念イベントが開催されました。

セクシータレントとして活躍していた、麻美ゆまさんは2013年2月に体調不良で休業。その後、「卵巣境界悪性腫瘍」を患い、卵巣・子宮を全摘出、抗がん剤治療を受けていることを発表していました。そして、闘病生活を乗り越え復活。

「私の卵巣境界悪性腫瘍は進行した例はあまりないそうで、珍しいケースで治療方針は悩んだ。今のところは卵巣を取ってしまっているので更年期のような症状があるんですけど、それを補うためにホルモンを塗る薬があってそれ以外は薬を飲んだりはしていないです。」

苦しい闘病生活・・・。抗がん剤治療のため一時は、女性の命である髪の毛が抜け落ちていましたが、現在は地毛がショートカットの長さにまで伸びてきました。

「抗がん剤の影響で毛根が弱まっているみたいで元気な毛が生えてくるまで1年くらいかかる。くせ毛みたいな赤ちゃんみたいなフワフワした毛でモンチッチみたいになっちゃうんですけど、その毛の扱い方がワックスなども使ったことがなかったので正解がわからなくて手探りです。」

自らの髪の毛を触りながら優しく微笑む、麻美ゆまさん。

「今までゆっくり自分の好きな音楽を聴く時間とか無かったんですけど、闘病が終わってからアメリカ・ロサンゼルスに語学と音楽を学びに行ったんですが、その時にジャズという音楽に初めて触れてもっと昔の音楽を聴いてみたいなと思って今まで聞けなかったジャンルの音楽を聴いたりしています。」

今後は闘病の講演活動の他に歌手にも挑戦してみたいそうです。
今回発売した初の自叙伝。その内容は・・・?

「(自叙伝は)冒頭から自分の本名が出てくるとか、出身地が出てくるのもそうでしたし自分の兄という存在もこの本で初めて明かしたんですけど家族構成をこれまで聞かれることはあったんですが兄は亡くなっているということもあって口にすることはなかった。恋愛もそうですけど本当に赤裸々に初めて語っています。」

等身大の自分を語るその姿に女性ファンも増えていきそうです。

「今までの自分があっての新しいスタートだと思うので今までの過去を無くしてとか、そういう意味ではなく過去のものを含めてのスタートなので自分の中で(タイトルの)『Re Start(リスタート)』にこだわった。過去を無くすつもりもないですし、事実には変わりないのでそれを背負った上で色んな意味での)『Re Start(リスタート)』。」

『恵比寿マスカッツ』などのユニットとして活躍してきた麻美ゆまさん。報道陣の囲み取材が終わるとホッとしたような笑顔を浮かべていました。

「初めての一人での囲み取材だったのですごくドキドキしたんですけどみなさん今日はどうもありがとうございました。」

「卵巣境界悪性腫瘍」とは、悪性のいわゆる「卵巣がん」と、良性腫瘍の中間の腫瘍です。卵巣は骨盤内に存在していて、卵巣に腫瘍ができても、初期は自覚症状がほとんどないそうです。腫瘍が大きくなってくると下腹部にしこりや圧迫感があったりすることもあります。卵巣腫瘍の早期発見には定期的な人間ドッグの受診が望ましいとされています。

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