「多十郎殉愛記」の本編映像が一部公開!

菅原文太「木枯らし紋次郎」シリーズ、「まむしの兄弟」シリーズ、「真田幸村の謀略」(1979年)など、50年以上に渡り数々の娯楽大作を世に送り出してきた中島貞夫監督の20年ぶりの長編時代劇で高良健吾主演「多十郎殉愛記」が、2019年4月12日(金)より全国公開。
解禁する本編映像は、多十郎がついに封印してきた刀を抜き大勢の役人を相手に大立ちまわりを見せるシーンで、中島監督がマキノ雅弘監督の助監督をしていた時代に多くを学んだという長屋が立ち並ぶ街中で多十郎が逃げ回る場面から始まる。
長屋の中を豪快に突き破りながら、役人たちに追われる多十郎。
その騒ぎに乗じて、傷を負った数馬を抱えながらおとよが逃げ出すことに成功する。竹林まで大勢の見回り組を引きつけた多十郎はついに長州一の剣豪と言われながらも、京に来てからは封印してきた刀をついに抜く。
見廻組の手練れたちをたった一人で相手にし、息をのむ豪快な剣さばきを見せる反面、多十郎は最低限の命のやり取りしかしない。
それは愛する者を守るため、自分に注意を引きつけ、おとよと数馬が逃げる時間稼ぎのためだけに抜いた剣なのだ。
高良健吾が本作で「一番の挑戦だった」と語る殺陣は、長州一の剣豪という役どころながら、相手を斬るための殺陣ではなく、愛する者を守るための殺陣。撮影前に稽古を重ねたものの、現場で当日につけられる型を覚え、演じながら殺陣を繰り広げるということがとても難しく、だからこそやり甲斐があったと語っている。

©「多十郎殉愛記」製作委員会

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